日本では一昔前までは瓦屋根が一般的でしたが、今では様々な屋根材が登場し、価格や特徴も多様化しています。後で後悔しないように、屋根材の基礎知識を身につけられるとよいですね。それではご一緒に屋根材別の特徴を見ていきましょう。

屋根材の種類と特徴

・瓦

粘土から作られた瓦は屋根材の中でもトップクラスの耐久性があります。しかし、値段が高いこと、台風などの突風や地震に弱いこと、ソーラパネルの設置費用がほかの屋根よりかかることが弱点です。

そのほか、セメントで作られた瓦は粘土で作られた瓦に比べて安価ですが、耐久性は粘土で作られた瓦の3分の1以下となってしまいます。

・スレート

スレートは粘板岩を加工した天然スレートと繊維素材とセメントで作られた化粧スレートがあります。

スレート材は軽いため建物の基礎にかかる負担が少なく、耐震性があります。しかし、スレートは耐久性や耐水性が悪く、約15年に1回程度屋根全体を塗装をする必要があります。

・ガルバルウム鋼板

ガルバルウム鋼板はアルミニウムと亜鉛がベースとなった金属屋根です。ほかの金属屋根に比べて総合力に優れています。耐用年数も25〜30年と高く、錆びにくいのが特徴です。しかし、ほかの金属屋根に比べて価格が高くなります。

・トタン屋根

トタン屋根は安価で簡単に設置できることがメリットですが、錆びやすく、雨音がうるさいというデメリットがあります。